小説『ラサフラメナ』を書きました―小説を書き切る、ができたのは。―
2025年7月6日昨今、小説を一作品書き上げました。
小説『ラサフラメナ』
https://note.com/ivy_akane/m/madcebf6d9144
この小説は2014年、作者の私が27歳の時。初めて退行催眠を受けた際の、「前世の地に降り立って自分でその感覚を語る」という経験から生まれた作品です。その時思い出し、語った記憶についてはこちらの記事に2021年にまとめています。(現在noteメンバーシップ限定で全文読めます)
https://note.com/embed/notes/nd1080375a79f
↑この記憶はおそらく私の今の人生の一個前だと思います。
今回完成させ発表した小説『ラサフラメナ』は、おそらく私が今までに掘り下げて思い出せた、自分の中の一番古い過去生記憶を素地にして創作を加えた物語となっています。
「素地にして」というのがミソでして、必ずしも自分の中の前世記憶とぴったり一緒、ではなく「創作物」になるとすると読者さんがいるわけなので、面白いか?読みやすいか?テンポが良いか?なども考慮して創作物として練っております。(一番忠実な前世記憶と小説の内容、どう違うの?というのは後日談で語る場所があれば語ろうかと思っています)




今回全面にわたり絵も私が直接鉛筆や水彩やコピックを使って描きました。
「この物語を、頭の中から出したい」
そう強烈に思ったのは今年の春頃のことです。
それまで頭の中になんとなく前世の記憶が漂っていて、ふとした瞬間に思い出して、現在の自分の人生が進行するなかで起こることとリンクするようなことがあったり、そんなことを繰り返していました。
なんかちょっと小説っぽいものを書いてみて、でも「なんか恥ずかしい!」ってなって、全部消したり。そんなことを繰り返していた過去でした。
でも「この物語を、頭の中から出したい」と強く思ってからは、自分でも驚くほど行動が早かったし、熱量が変わらず、特に4月5月は頭オーバーヒートさせながら夢中でラサフラメナの世界を創作しました。
脳内の映像を文章で伝えるのが小説の基本だとは思うのですが、「脳内のヴィジョンを伝えたい」という自分の気持ちに従って、許されている表現方法はすべて使おうと思いました。なのでこの小説には作者の手で描いた絵が散りばめられています。
小説の舞台全体の鳥瞰図を作り、登場人物ごとのイベントタイムラインを作り、創作中に自分が混乱しないようにも色々工夫し、創作のスケジュール管理もしていきました。
すべてが新鮮な感覚で、全く新しい世界に足を踏み入れた高揚感でいっぱいでした。
小説書くのってこんなに楽しかったんだ…って思ったし、もっと早く書けばよかったって思ったし、もっと色々自由自在に表現できるようになりたいって思うし、
せっかく書いたので本当にたくさんの方に読んでいただきたいなと思っています。私の頭の中から出て、作品として出ていってしまったものなら、もうある種私だけのものではない訳で、どんなご感想も嬉しいし、聞きたいなって思っています。SNS上でも個別のメッセージとかでも直接あった時とかでも、どんな形でも嬉しいです。お寄せいただけましたら私泣いて喜びます。
私がこの小説を書き切ることが出来たのは、
「この物語を、頭の中から出したい」と、遂に強く思える時期に差し掛かったことと、
あとは応援し、協力してくださった友人知人がいたからです。
あとがきにも書かせていただいておりますが、
占星術師で香りのプロフェッショナルでいらっしゃる登石麻恭子先生に、ほぼ完成の原稿を御覧いただき、ラサフラメナに出てくる「香りの描写」につきまして先生のご視点から確認を頂きました。ご多用な中、本当にありがとうございました…!またクラフトビールをご一緒させてくださいませ;;(もちろんそれ以外でもです!)
また、性別、世代、現在の境遇や職業別に私の友人数名に初期プロットや完成前原稿を読んでもらい、フィードバックも度々いただきました。
本当に本当に、みなさんありがとうございました。中でもめちゃめちゃ多忙なのに、Googleドキュメントで原稿にコメント10箇所以上も入れてくれたSさんありがとう;;今度大好物を奢らせて!
あと、今回挿絵などを描くにあたり、3年前に鬼籍に入った妹が遺していったスケッチブックを数冊使いました。まっさらなスケッチブックが5冊…かと思ったら、その一冊の最初のページに、見ざる言わざる聞かざるのかわいいおサルの落書きをしてたよね。ありがとう。大事に使わせてもらったよ。
現在いただいているご感想
noteの方でまとめさせていただいております。